お世話になっております、つかさ治療院です。
今回は、膝の痛みについて書かせて頂きます。まだ継続中の方ですが、かなり結果が良好なので書かせて頂きます。
問診:当治療院を利用して頂いている方で、膝の調子があまり良くないということで来院されました。
お話を伺うと、15年くらい前にサッカーで、左前十字靱帯断裂の手術をしてもらい、メディカルリハビリ・アスレティックリハビリ後、サッカーに無事復帰できた。
そして10年くらい前に事故により左膝蓋骨(お皿)骨折、手術リハビリをし現在普通に仕事をしているが、膝の調子があまり良くない。ということでした。
踏ん張りがきかなかったり・膝蓋骨(お皿)周辺に痛みがでたりする。
検査:
触診にて膝の緩み:これといって異常なし
熱感:熱感なし、むしろ他の部位より冷たいくらい
可動域:流石に2回も手術をしていれば可動域制限は顕著に出ております。
初回時大腿部周囲径(太さ)
膝蓋骨上縁から | 右 | 左 | 左右差 | |
---|---|---|---|---|
5㎝ | 42.8 | 40.5 | -2.3 | 内側広筋の指標部位 |
10㎝ | 49.5 | 43.5 | -6 | 中間広筋の指標部位 |
15㎝ | 53.5 | 49 | -4.5 | 外側広筋の指標部位 |
手術後メディカルリハビリやアスレティックリハビリにより、周囲径は戻しているはずなのに、時間がたつとやはりこんなにも差が出てしまうんですね。
次に姿勢の写真を何枚か撮らせていただきました。
ごめんなさい、うまく画像が載せられず粗い画像ですが。何を言いたいのか言いますと、これだけ左右差があるのに違和感なくしっかりとした姿勢を取られております。
強いて挙げさせて頂くと左股関節と膝関節が右に比べ動いてない(使えていない)事により、やや右に傾く位だと思います。流石、元Jリーガー身体の使い方・動きのセンスは上手です。
評価:定期的に治療院に来て頂き、施術とセルフストレッチで可動域を戻しつつ
筋力の左右差をなくしていくよう、3D EMS+トレーニングで筋肥大を目的にトレーニングを開始いたしました。頻度 2回/週
まだまだ継続中ではありますが、2週間後の周囲計数値です
大腿部の周囲径(太さ)
膝蓋骨上縁から | 右 | 左 | 左右差 | |
---|---|---|---|---|
5㎝ | 42.8 | 42 | -0.8 | 内側広筋の指標部位 |
10㎝ | 49.5 | 46.5 | -3 | 中間広筋の指標部位 |
15㎝ | 53.5 | 51.5 | -2 | 外側広筋の指標部位 |
この方も、日常生活で多少の変化が出てきたようで、①普段なんとなく意識できるようになった②階段を降りるのが楽になった③サッカーの時明らかに踏み込めるようになった
など、変化が実感できるようになってきました。このペースで左右差0まで行きたいと思います。
まとめ:本来筋肉の発達には、神経系の発達⇔その後、筋肥大というような行程を必要としますが、この方は普段からスポーツや筋トレをして、神経系の発達が行われており、いきなり筋肥大に繋がったのだと思います。私のような普通の人にはこんなに早く筋肥大が起きることは珍しくもう少し時間を必要としますが、3D EMS+トレーニングを行うことで、日常生活でも筋肉を意識しやすく・またその筋肉が使いやすくなり、筋肉の発達を助けてくれるでしょう。
筋力が弱ってしまって膝の痛みが出ている方・年とともに脚が弱ってきている方などにも、筋肉を鍛えてみる価値はあります。
最後に、この方は毎回、炎症抑制・疲労防止のためアイシングをやって頂きました。
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